
この写真を撮ってくれたおじさんが30日の早朝亡くなりました。前日まで元気だったのですが、明け方イビキが大きいのに気づいたおばさんが起こそうとしましたが、そのまま目覚めることなく心停止してしまったそうです。享年72。ボクの母の兄で定年まで教職に就いていました。ボクにとっては小さい頃からずっと「コワイおじさん」でした。でも、「頼りになるおじさん」でもありました。小さい頃の写真はほとんどがこのおじさんが撮ってくれたものだと思います。
30日に通夜、31日に葬儀、告別式。告別式には会場に入りきらないほどのたくさんの方が来てくれました。あまりにも急な事だったので、実感もなく、悲しさもあまり感じず、「俺って薄情なのかもしれない」と思うほどでした。しかし、告別式で教員時代の教え子(ボクより全然年上の人達)が思い出をいろいろ話すのを聞くうちに、だんだん実感が湧いてきました。その後、霊柩車に乗せ、斎場へ。火葬が終わって、骨を見ると、これがおじさんだったのだろうか、とまた現実感がなくなりました。
おじさんには写真をたくさん撮ってもらったけど、二人で一緒に撮った写真はなかったかもしれないとぼんやり考えていました。