2007年08月28日

遠方より友来る 亦楽しからずや

日曜の練習に古くからの武術仲間が来てくれた。
一人はここ数年同じ公園で練習をするので割と会ってるけど(でも遠くから来てる)
もう一人は何年ぶりかな?かなり久しぶり。
オレが今こうして通背をやっているのはあの時、カレと出会ったから。

昔そいつとの出会いを書いたものをちょっと手直しして載せときます。

ボクは中学の時、陸上をやっていた。
3年間がんばったけど、大した成績は残せなかった。
同級生の中にそれほど練習はしないけど、背が高くて良い記録を残した友達がいて(走り高跳びをやってた)、陸上は努力よりも持って生まれた資質(身体とか)が左右するなぁと思った。
今思えば努力が足りなかったんだろうけど、当時はそう思って、高校に入ったら努力すればそれに見合った成果がある、もしくは自分の才能にあったなにかをみつけたいと思っていた。
高校に入る前の春休み、家でたまたま新聞を見てたら、中国武術(螳螂拳、太極拳)を市の武道館で教えると出ていた。
それを見たら、それがなにかはわからないけれど無性にやりたくなった。
それまで武術なんて縁がなかったし、自分から習い事に行きたいなんて言ったことのないボクにすれば意外なことだった。
そうして中国武術に出会った。
そこでは自分で言うのもなんだけど、ホント一所懸命練習した。
自分なりにそこそこうまくなったと感じたし、練習も楽しかった。
月水金の夜(放課後)、火木の朝(通学前)、日曜の昼に練習があって、その全てに参加していた(自転車で10数キロの距離を通った)。
でも、高校三年の夏、訳あって、そこをやめることになった。
その後、一人で練習を続けながら、良い先生をさがしていた。
大学2年の最初の授業の時、武術好きの友人(躰道部)と中国武術の話しをしていると前の席の男が振り返った。
2年になって、よその部から転部してきたヤツだった(ボクらは中国語学科)。
「君たち武術やってるの?」とそいつは話しかけてきた。
「武術なんてねー、大変なだけだよ。やらないほうが良いよ」と不敵な笑みを浮かべながら話してきたが、それは本心ではない事はわかった。
その次の授業は、選択授業の体育だった。ボクは柔道を選択していた。
柔道場に行くと、またそいつがいた。また武術の話しをした。
柔道が終わった後、「じゃあ、軽く組手でもやろうか」とそいつが言った。
二人で体育館の裏へ行き、組手をやった。
そいつは今まで見たことのない奇妙な動きから素早い威力のある攻撃をしてきて、ボクはボコボコにされた。
手も足も出なかった。
その後、お互いの技を見せ合ったが、同じ名前の技でも、そいつのとボクのとでは、速度も威力もまるで別物。
自分が今までやってきたこと全てが無駄なことに思えた。苦しかった。
いっそ武術をやめてしまおうかと思った。そのほうが楽になるかなと思った。
数日後、そいつと会うと「一生懸命練習してるみたいだから、ボクと一緒に練習しないか?」と誘ってくれた。
うれしかった。また基本からやり直そうと思った。その瞬間、目の前がぱっと開けて、晴れやかな気持ちになった。
それからは、毎日昼休みにメシも食わずそいつと練習した。(昼休み以外も時間があれば、どこでもやった)
圧腿、[足易]腿、架式、弾腿などをみっちりやった。(圧腿で爪先と口が付くまでになった)
そいつは、やはり高校の頃から武術を始めていた。
自分に合った門派を見つけるため、八極拳、通背拳、翻子拳、少林拳、意拳、太気拳など、いろいろな門派を練習していた。
一年間みっちり二人で練習して、翌年、武術サークルを結成し、仲間を増やした。
いろいろなやつらと交流した。組手もバンバンやった。
いろいろ経験するうちに自分がやりたいものが見えてきた。
そいつは太気拳(意拳)、ボクは通背拳を選んだ。
posted by わたる at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 民間武術
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