2011年05月10日

5月、6月練習予定

5月練習予定
08日(日)浜川公園芝生広場 9時〜
15日(日)浜川公園芝生広場 9時〜
21日(土)浜川公園芝生広場 9時〜
29日(日)浜川公園芝生広場 9時〜(変更!)

6月練習予定
04日(土)浜川公園芝生広場 9時〜
11日(土)浜川公園芝生広場 9時〜
18日(土)浜川公園芝生広場 9時〜
25日(土)浜川公園芝生広場 9時〜

見学、一日体験随時受け付けています。
お気軽にどうぞ。
*雨天の時は場所が変わります。
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2011年05月08日

武術を学ぶ、練習する意味

始めたきっかけはなんだか面白そうだったから。かっこよさそうだし、強くなれそうだし。
当時好きなコもいたから、そのコを守れるようになりたいなとも思った。
それから30年。辞めてしまおうかなと思ったこともあるけど、まだ練習を続けている。
新しいことを覚えるのが面白かった時もあれば、自分が上手くなるのがわかって面白かった時もある。練習を重ねることで先生の言ってた意味が体感できた時の「これか!」ってのは自分の練習が間違っていなかったって自信にもなるし、気持ちも盛り上がる。
でも、30年やってるともちろんそんな良い時ばかりじゃない。気持ちが乗らなくてただやってるだけの時もあれば、しばらく何もしなかったこともある。それでもまたやりたくなって練習する。
武術を練習することは何かの役に立つのか?人にそう聞かれることもたまにある。
あまりそんなことを考えずに練習しているので、ちょっと困ったりもする。
何も練習していない同世代の人よりはそこそこ健康で身体も動く。これは役に立ってると言える。
でも、実際に武術として日常生活で使ったことはない(戦いとして使ったことはない)。
でも、何かの時には「やるぜ!」って心構えはある。これは練習しているから持てるものだ。
この心構えの部分はいろいろな場面で役に立ってる。
実際に人と戦う場面じゃなくてもね。
生きていく上でとてもイヤなことやツライことがあった時、武術を練習していることが自分の助けになってくれたことが何度かあった。(気楽に生きてるオレなのでそんなことはそんなにはないけど、たまにはあるのです)
イヤなこと、ツライことに直接武術が役に立つわけじゃないけど、くじけそうになる自分を支えてくれる。「やるぜ!」って気持ちにしてくれる。そんな感じ。
(もちろんそんな時は武術だけに助けられてるわけじゃなくて、信頼できる友人や先輩、後輩とかいろいろな人から助けられてる。)
今日はこれから練習。
天気も良くなりそうだし、良い練習ができそうだ。
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2011年03月06日

練習日記群馬支部2011.03.05

練習日記群馬支部2011.03.05 09:00〜11:00浜川運動公園芝生広場
参加者 繁田、川村、加治
良い天気だが寒い。霜柱なんてあったりする。風もある。陽の当たる面は暖かいけど、裏面は寒い。でも、暖かくなったよなぁと言える日。
通背拳(「うちの通背拳は」かも)は実用本位なせいか虚歩を多用し、普段の練習で馬歩、弓歩などの出てくる頻度が少ない。なのでまるっきりの初心者だったりするとその辺の功夫が不足する。で、今日はその強化をしようと思い立つ(その場で)。
初心者には五歩拳から教えるが、そこそこ出来れば秘宗拳の小護掩(←ホントは「護」も手偏)を練習してもらう。そこそこ長く、突きも代表的なのが数種類、蹴りも旋風脚、二起脚、掃腿なども入ってこれができると一般的な長拳系のもろもろが身につく。今日は起勢から一動作ずつ行い、固若金湯まで。趙風亭秘宗拳の特徴は架式の正確さ。大連の少年宮とかいろいろなところで、子供達が厳しく指導されていたけど、どこにも共通するのはそれ。馬歩、弓歩は大腿が地面と平行になるまで落とすよう言われる。低ければ良いわけじゃないけど、やらずにそうは言えないので、まずはやる。
http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=285682&video_id=508746
各動作には全て意味があり、必然的にそうなっているので、それを理解してもらうために用法を示す。型には表面上は現れず、隠された用法もあるので、説明を受けないと本当に理解するのは難しい。用法を正しく理解することで動きも正しいものになる。
ここまでの技でオレが特に理解しておく必要があると思うのは、収弓待發から上歩[走日/干]山の足の運び方。これはは間合いを調節する重要なもの。
技を教える時のやり方は先生によって違うけど、先生が三回手本を見せてくれたら、それで覚えるくらいの気持ちでやる。中には一回見せて、「はい、やっておいてね」なんて先生も多いと思う。それくらい集中する。
その後、突きの練習。これも通背拳が他派と違って平拳を攻撃のメインの技としていないので、ちょっとやっておかないと。

続きは後ほど
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2011年02月20日

練習日記群馬支部2011.02.19

練習日記群馬支部2011.02.19 09:00〜11:20浜川運動公園芝生広場
参加者 繁田、川村、水無月
スゴク天気が良い朝。ホント、雲一つない青空。飛行機雲を練習前に3つ見た。
個人的に強化月間な判官筆をやろうと早めに家を出た。でも、いきなり判官筆をするのはナニなので圧腿をしていたら、繁田さん、川村さんが来たので、通常練習を始めることにした。
今日は中学の同級生水無月が体験に来ることになっていたので、まだ時間も早いし、待ちながら先ずは五歩拳を復習する。( http://www.tongbei.com/etc/wbq.pdf ネットのどこかからもらってきたモノ。勝手に使っちゃマズイ?問題あったら指摘してください)ウチでは弓歩の前に四六歩、弾腿の後に独立歩を入れて行ってる。
そうこうするうちに水無月が来たので、準備体操から始める。
そして、圧腿(yatui やーとぅぇい)。側圧腿と正圧腿。うちの練習の第一関門はコレ。
激しく動いて息が切れる訳でもないし、姿勢が低くて腿がプルプルする訳でもない。しかし、最初は耐え難い痛みがある。これが苦痛な練習生は多いと思うが、なんとか頑張って欲しい。「身体が柔らかくなかったら、武術なんてできないじゃん!」とはオレの友人でもあり、師匠でもあった人からの一言。ある一線を越えれば、痛気持ち良いに変わるので、ガンバレ!>みんな。水無月もツラそうだったので、普段はこの後、仆歩圧腿もするけど、今日はヤメにしておいた。その後、独立歩で膝を抱え込むヤツ。圧腿で伸ばしたところをぎゅーって縮めるっていうか曲げるっていうかする。
次、[足易]腿。初心者は、高く蹴り上げなくても良いので、背中を曲げない、軸脚のかかとを浮かさないことを気をつける。正、斜、側、擺蓮、里合、分脚、蹬脚、端脚、斧刃脚、踵で蹴るヤツ二つ、掛脚、龍尾脚、ここまで水無月も一緒。その後はちょい難度あがるので、見ててもらって、連環腿、二起脚、旋風脚、騰空擺蓮脚、旋子。
小休止後、通背基本功。虚歩とか足の指とか舌とかの説明。揺臂法(前、後、双)、揺腕法(横、縦)、揺腰法の三揺。+揺身法。
次、五行掌。[才率]。先ずは素振りで。リラックスする、口から打つ、遠くへ伸ばす、最初は早く、強くは意識しない。通背の説明と「腕力」使う説明。
その後、ミット打ち。先ずは素振りの通り打ってもらう。
でも、普通はそんなにはうまく打てないから、一つ目のアドバイス。
今より、10cm奥を打つつもりで。
打った時、手がミットに張り付くように。
この意識でミットに受ける打撃の質は随分変わる。
最初からアドバイスすれば良いように感じるかも知れないけれど、出来ない体験をすることで、その後どう出来た、どう変わったかかがわかる。いじわるしてる訳じゃない。
その後、水平ミット打ち。余分な力を抜いて、フトン叩きの要領。体温計を戻す感覚。
水無月、意外と打ち気満々!剣道やってたからか?それとも持って生まれた性格か?
も少し、肩の力を抜くように言って、だんだん良くなる。
その後、通常スタイルで打ってもらう。結構良い感じの通背っぽい打撃になる。
オトコは過去の経験や武術に対する先入観からか、力が抜けきれず、最初は突きっぽい[才率]になることが多いけど、女性の場合、その辺まっさらなことが多いので、言われたとおりの素直な動きが出来て、良い感じに打てる気がする。
ミットの持ち手は全員持ち回り。打つのも練習だけど、受けるのも練習。打撃の質を感じるには受けてみないとわからない。
男性諸君はその後、拍と鑽。鑽はなかなか威力をだすのは難しい。ミット越しに受け手が「うぐっ」ってなるように打つ。
次、散手。捕手[才率]。受けは架手。引手と架手の説明。
水無月、やはり打ち気満々。通背向きな性格。捕手と[才率]を同時に。[才率]は引かずに打つなど説明し、相手を交代する。交代した相手は油断したようで水無月の[才率]を喰らっていた。相手が誰でも(女性の初心者でも)油断してはならない。
水無月とは捕手[才率]、他の男性は三合炮。まだ硬いのと手を引きすぎるので攻撃の間隔があきすぎてしまう。
最後に擒拿をちょびっと。数をこなさいと出来ない類の技とコツがわかればそこそこ使える技があるのを知ってもらうため。
五歩拳(少林、秘宗拳)、奇形花撃炮(通背拳)、子午棍(秘宗拳)を見せて、整理体操、通背養気功(擡頭望月)をやって本日の練習終了。
水無月から試合の事を聞かれる。
中国武術は流派も多く、統一された組織はないので(なくはないけど)剣道のような大会はない。
でも、組手の大会と型の大会(表演大会)は一定のルールの下にいくつか行われている。
組手の大会は防具ありだったり、素手素面だったり、大会によってやり方や規模は様々。
表演大会は日本にも大きな組織があって、毎年大きな大会をしているけれど、点の出やすい型があって、常松先生(オレの先生)が通背拳で出てもたぶん入賞すら出来ないと思う。(でも、それを批判するつもりはないです)
群馬支部では、伝えられてきた通背拳が持っている技をそのままの意味で使えるようにしている。それが出来る身体作りとそれが使える身体の使い方を学ぶ。通背拳を使えるように練習する。危険な技も(危なくないように)練習して、いざという時には使えるように。そしてそれを使われたとしても、守るべきところは守れるように。そんな感じです。
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2011年02月12日

練習日記群馬支部2011.02.11

練習日記群馬支部2011.02.11 09:00〜11:20高架下
参加者 関口
雪がチラチラして来たけど、このくらいなら大丈夫だろうと浜川公園へ向かう。
着くと積もってはいないけど、降り方がハンパないので、急遽高架下へ。
多少吹き込むけど、雪はなんとかしのげる。だけど寒さがハンパねぇ。
普段は揺臂法単手で暖まる身体が双手が終わってもまだ寒い。
そうこうするうちに関口くんが来る。
所用で練習日を土曜から変更したし、こんな天気の日に外で練習する物好きもそうはいないから、今日は誰も来ないかなと思ったけど、流石。
関口くんとマンツーなら今日の練習は拍と判官筆と決めた。
拍を水平ミット打ちで行う。指示は1.(余分な)力を入れない、2.ゆっくり行う、3.手の重さを使う。
これで地面と水平に持ったミットを上から打ち下ろし、拍の正しい感覚を探る。上からの打ち下ろしは肩や肘に余分な力が入らずに行いやすい(手を上げた後、力を抜けば自然と重力に引かれるてミットまで落ちるから)。とは言えそれでもうまくいく時とそうでない時がある。
水平で良いのが打てるようになったら、ミットを少しずつ起こして行く。最終的には地面と垂直ちょい手前まで持って行って、通常拍にする。地面と水平に打つにはどうして肩に力を入れなければ腕を支えられないので、そこを必要最小限にして拍を打つ。
これを結構やったかな?基本功と拍で1時間使った。
その後、判官筆。一時期集中的にやったけど、しばらくやらなかったので套路がうろ覚え。一路ずつ、再確認しながら、素手で行う。判官筆を持って行うのと素手で行うのは全然感覚が違うけど、たぶんこのうろ覚えの状態で判官筆を持ってやったら套路が覚えられない。それほど判官筆を持って行うとそのことに神経を使う。判官筆を持って行うのは、素手で套路をすんなり通せるようになってからにする。
繰り返し繰り返し行って、なんとか思い出したか。やらないとまた忘れちゃうから、しばらく毎日しようと思う。
套路もたくさんやったけど、もう絶対忘れないと言えるのはそんなには多くない。通背:奇形花撃炮、秘宗:小護掩、子午棍、太極:簡化二十四式、螳螂:崩歩くらいか?
判官筆、明堂功も忘れないようにしたい。あとは五十四手と通背剣くらいでいいかな。
写真は判官筆。
一番上は寸鉄。BABのビデオとセットで買ったヤツ。真ん中は常松先生所蔵のモノに近い形状。中国で特注したものを片桐くん経由で入手。下のは張安福師兄のものをベースにして○○師兄の工場で中国人研修生に作ってもらった特注品。

写真.JPG
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2011年02月06日

練習日記群馬支部2011.02.06

練習日記群馬支部2011.02.06 09:00〜11:00浜川運動公園
参加者 川村、斉田、加治
体感的にはかなり寒い。けれど芝生が凍ってないので、そんなに気温自体は低くないのかもしれない。
オレは早めに着くと最近は圧腿をすることにしている。圧腿しながら練習生が来るのを待つ。
大抵は準備運動から圧腿、[足易]腿と進んでいくが、この時期は圧腿してると寒いので、飛ばすことが多い。圧腿しないで[足易]腿は初心者には無理なので、そうすると[足易]腿も飛ばしてしまう。
通背基本功は寒い日にはもってこいで、揺臂法の前揺、後揺、双手をやり終えるくらいにはカラダがポカポカしてきて、寒さも気にならなくなる。
今日は寒いこともあって伸肩法の移動練習を多めに行う。前進、後退、転換(振り返り)を組み合わせて移動しながら行った。これに角度を変える歩法を加えると自由自在に移動できるようになる。
次、行状(活歩)三合炮。拗歩引手から左右交互に進んでいく。攻撃だけでなく、補手、落手もきちんと意識して行うことが大切。
次、[才率]、拍のミット打ち。站状と行状(半歩)。行状では「脆」を意識する。落ちたガラスコップが一瞬にして「ッパリーン」と割れるようなイメージ。最終的な速度を100とするなら、0からいきなり100に移行するような感じで。
散手は補手鑽拳落手拍掌。鑽と拍は同じ手。歩法はtuo歩×2。落手をうまく使うのが拍の威力を高めるのと拍を当てやすくするコツ。
その後、拍の時上歩して補手した手で拍。鑽を打った手は相手の手首にまとわりつくようにして落手。必ず手を離さずに落手する。どちらも鑽で低く入って、拍で高く打つように。
五歩拳やって、ドンシンクさんと軽く散手やって、整理体操、通背養気功で今日は終了。
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2011年01月23日

練習日記群馬支部2011.01.16

練習日記群馬支部2011.01.16 09:00〜11:20浜川運動公園
参加者 川村、谷川、加治、関口
雪の予報が出ていたようだが、まぁまぁの青空。但しかなり寒い。
いつもは準備運動の後、圧腿から始めるが今日は寒いので通背基本功から始める。
寒いけれど、揺臂法の前揺、後揺、双手が終わる頃には身体がポカポカ暖かくなる。
そのまま、揺腕法、揺腰法、揺身法、開合、悠帯、撒網式。
その後は移動しながらの基本功。上歩(一歩進める)と進歩(半歩進める)の説明をして、tuo歩の練習。tuoは「施」の編が手編の字。中国語で「引きずる」という意味。少し多めに上歩して多めに出した分、後ろ足を引き寄せる歩法。
tuo歩を練習した後、挿掌、挑掌を合わせる。
その後、磨手。磨手は蛇形歩で行う。蛇形歩はジグザグに進める歩法。相手に対して45度の角度になる。
最後に伸肩法。注意点はたくさんあるけど、まずは中心から伸ばす。中心に戻す。
次、五行掌。寒いから行状(活歩とも言う。歩きながら行うこと)で練習。一歩、上歩する間に三発打つ。[才率]と拍を行う。
次、散手。右引手左補手右鑽拳左補手右拍掌(もちろん逆も行う)、歩法は進歩のtuo歩。
鑽拳は引手から引かずに打つ、二度目の補手は相手の意識をそこへ散らすためと拍の威力を高めるために行う。鑽拳は低く、拍は高く。二つの技だと思わず、二つで1セットと思って行う。
今日は初心者が多かったので散手はこれのみ。繰り返し繰り返し行う。手は早く動くけど、足はまだ遅いので、足に手を合わせるようにしてだんだん早くできるように。
最後に五歩拳。虚歩を多用する通背拳だけど、馬歩、弓歩、独立歩、歇歩、仆歩、四六歩もきちんと出来て下半身が安定しないとダメ。
整理体操の後、養身法のつもりが、今日やったのは練功十八法の一つだった。
関口くんと来年の協会30周年記念の話しと昇段審査の話しを少し。
そろそろ帰ろうかなというところで、中学の時の同級生が来ていたのに気づく。
なんと30年振り!ちょっと前にmixiで再会して、見に来たいと言っていた。
途中でメールもらってたけど、気づかず。
こんな寒い日に最後までいてもらって、ちょっとしか話しができなくてすまなかった。
これに懲りずまた機会があれば遠慮なくどうぞ
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2010年05月10日

練習日記群馬支部2010.05.09

練習日記群馬支部2010.05.09 09:00〜11:30浜川運動公園
参加者 タオ、ヨッシー、加藤父、加藤セガレ、斉田
セガレくん、かなり久々。身長も明らかに伸びてる。オレよりデカイなと思って聞いてみると173cm。何年生になった?と聞いたら中3だって。まだ伸びそう。
練習は圧腿、[足易]腿から。[足易]腿は二起脚、旋風脚を集中的に。辛いだろうけど、うまくできないので仕方ない。数やらねば。二起脚は拍脚、旋風脚は里合腿が出来ないとそれ以上には上手くならない。あとは様々なタイミング。助走、踏み切り、蹴り、蹴った後の引き、着地などなど。スパンっ!って感じで。
昔は跳躍系の技は歳とったらダメだろうなと思っていたけど、60、70でオレより全然上手い老前輩を大連でたくさん見てるから、練習次第だと思ってる。
その後通背基本功。セガレくんの揺臂法の肩の抜け具合100点です。しばらく来ていなかったので自己流になって形が崩れていたり、練習量が足らなかったりを心配していたけど、正しい練習をたくさん続けていたのがよくわかった。虚歩の体重配分とかは微調整が必要だけど、概ね良し。五行掌は若干フォームが崩れていたりしたけど、こちらも練習している分、基本的な功夫は上がっている。
三合炮はそれぞれが短い。もっと伸ばさないと。その後、盤手中拳補手[才率]。いくつか注意点を説明し、ヨッシーの小護掩をしばらく見てから戻ってくるとかなり良い感じに出来るようになってた。前から思っていたけど、セガレくん、身体の使い方が抜群に上手い。下半身の柔軟性が高まれば、さらに良くなるでしょう。ただ、見た感じでは、それにはかなりの努力が必要。でも、頑張って欲しいです。
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2010年02月02日

練習日記群馬支部2010.01.30

練習日記群馬支部2010.01.30 09:00〜11:30浜川運動公園
参加者 タオ、同僚2こと佐藤、斉田、関口
早めに着いたタオと棍の練習。対練の3番目までは教えていたけど、「このあとまだあるの?」と聞いてきたので続きを教える。8番目までできた。その後、子午棍を少し教える。そうこうするうちに時間になる。
本日、同僚2=さとちゃん(同僚からはそう呼ばれている。オレは普通に苗字で呼ぶが)参加。既婚なので休みの日にダンナをほっぽりだして(←群馬弁?放り出すという意味)いては家庭不和の原因になりかねず、それが気がかりだったので「ダンナも連れてくれば?」と言ったら「土曜は仕事なんです」とのこと。
今回もほぼ23日の練習内容と同様に進める。
さとちゃん、圧腿はそれほどは辛くなさそう。
[足易]腿。オトコは割と最初から無理矢理高く蹴りたがる傾向があるが、女性はこちらの言うとおり、姿勢の要点を守って無理のない範囲で蹴り上げる傾向な気がする。
側[足易]腿と端脚の足運びは同僚1もそうだったが、初心者は苦労するようだ。
二起脚の助走が案外うまくできたので、そのまま二起脚をしてみる。踏み切った脚で蹴るというのは出来た。拍脚(脚で手を打つ)が反対の手になってしまうので(正圧腿の影響か?)飛ばずに拍脚する練習。左足を踏み出し、右手甲で右腿を叩き、頭の上に振上げて左掌と右手の甲をたたき合わせる、その後高めの分脚して右手と右足甲を拍脚(左は逆の動作)。そして慣れるに従って早くパパパンっと3回叩けるようにする。旋風脚は見てもらう。みなさん初心者のお手本になるようによろしく!
休憩後、通背基本功。前回同様三揺まで。左肩が以前に抜けたことがあると言うので無理しないよう伝える。単手がまぁまぁ出来ていたので双手も。単手の揺臂法は回していない方の手は半分休んでるみたいな(ホントは休んでないけど)ものなので案外楽だけど、双手は365日24時間営業みたいな感じでとても疲れる。
関口くんの姿勢の修正。収臀。立ってる時も座ってる時も常に意識すると良いと思う。舌先と同じように習慣というかそれが自然な状態になるように。
五行掌、[才率]。素振りから、ミット打ち。その後、水平ミット打ち。ここで衝撃的な新事実が!必殺、フトン叩きの説明をしようとしたら、「フトン叩きはしたことがないんです。」と。なにぃ、どーいうことだーだだだだっ!と思ったら、今時の賢い主婦はフトンは叩かず、掃除機で吸うとか。オジサン、知りませんでした。関口くんからバドミントンみたいな感じでとアドバイスがあったけど、オレとしてはフトンをバンバン叩くあの感じなんだよなぁ。でも、昔、マミーから「そんなに叩いたら中の綿がちぎれる」と叱られたこともあったな。しかし、水平ミット打ちを何度かやるうちに持ち手の手ごたえとしては良いのが入るようになってきたので、本人にそれを聞くと良い時とそうでない時の違いは明確にはわからないようだった。でも、確実に良いのが打てるようになってるので垂直ミット打ちに切り替える。
その後、擒拿(小纏)。技にはコツを聞けばすぐ(ある程度はね)出来るものと修練を積まねば(ある程度の回数を行なわねば)出来るようにならないものがあることを説明する。
対練は関口くんと斉田くんの三合炮を見てもらう。体験の時の補手[才率]を覚えていたようで、三合炮がその発展であることに気がついていた。エライ!
ここまでで結構な情報量になったと思うので五歩拳は軽く流す程度。
最後に総当り組手。と言っても3人だから大した事ない。(もちろんさとちゃん見学)
養気功、擡頭望月。そして整理体操。歳取ると整理体操の大事さが身にしみます。
初心者向け技表を渡したら、漢字ばかりで読み方すらわからないと。まぁ、確かに普通の人にはそうだよな。昔、本部講習会用にピンイン(中国語の発音記号)と平仮名で発音を書いて作ったのがあったと思うので今度はそれを用意する。
終わった後で関口くんが棍をわざわざ電車で持って来たのに、練習しなくて悪かったなと思った。スマン。
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2010年01月24日

練習日記群馬支部2010.01.23

練習日記群馬支部2010.01.23 09:00〜11:00浜川運動公園
参加者 タオ、同僚1
今日の練習は少人数。面子的には初心者ばかりなので、その人向けに教えられて良い。
いろいろなレベルの人が一緒に練習すると初心者には難しかったり、上級者には物足りなかったりということもある。けれど、それは初心者が上級者を見てそれを目標にしたり(オレもああなりてぇ〜とか)、上級者が自分が人に教える立場になった時のことを学んだり、基本を見直す場にもなる。うちは週によって人が多かったり少なかったりするので、どっちもあっていいんじゃない?
同僚1。前回は体験だったのであまり細かい事は説明せずに「大体こんな感じ」という紹介だったけど、継続してやりたいとのことなので細かく説明。準備体操後、圧腿、[足易]腿。[足易]腿は慣れたらメリハリをつけてもらいたいこと、用法を示し「だからこの動き」ってことを意識して蹴ることなど説明。跳躍は二起脚の跳躍だけの練習だが、まだ助走のリズムがうまくつかめず、それが跳躍する力に活かされない。その後、突き。拳の握り方、突く腕、引く腕を再度説明。姿勢についての全般的な説明(立身中正 、虚領頂勁、収臀、沈肩垂肘、鶏足等)、呼吸、意識、等々。いろいろ説明しながらなのでここまでで1時間。小休止。
タオの集中力が微妙になってきたので、タオは小護掩をちょっと復習させて終了。その後同僚1とマンツーマン。
五歩拳。一般的には弓歩、馬歩、歇歩、独立歩(提膝)、仆歩、虚歩だけど、うちは少し分解して、四六歩(半馬歩)、弓歩、独立歩(提膝)、馬歩、半歇歩、歇歩、独立(提膝)、仆歩、虚歩で行う。
通背基本功、揺臂法。前回詳しく説明しなかった虚歩の説明から。前足、後足の角度や位置がどうしてそうなる必要があるのかとか。前揺。右手の前揺は多少のぎこちなさはあるもののかなり良くできてる。難なく100回終えて、左。こちらは右と比べるとかなりダメ。これほど差があるのは珍しい。肩が硬いのか?身体も中正が保たれていない。100回は無理と判断し、少なめで終了。右の感覚をよく思い出して左に活かすようにしてみる。あと、鏡の前でやってみるのもいい。後揺も左右の差は同じ。双手は単手がもう少しうまくなってから。まぁ、基本功はあせってもダメ。少しずつ毎日続けること。それが功夫。昔、常松先生と練習後に中華料理屋にメシを食いに行ったことがある。その店でお茶が出たんだけど、急須も茶碗もすごく小さくて、飲んでは注いで、飲んでは注いでって何度もしなければならなかった。「なんでこんな面倒くさいことしないとならないんですかね。大きい茶碗で出せばいいのに」とオレが言ったら、一緒にいた先生の友達の中国人が「これは功夫茶。少しずつ、少しずつ入れて飲む。こうすることでお茶が美味しく飲めるんだよ。拳法も一緒でしょ。毎日少しずつ少しずつ練習してうまくなるでしょ?それが功夫。」と教えてくれて、「ぉお!なるほど!」と思った。
その後、揺腕法。横と縦。横はなめらかにそしてなるべく手を大きく動かす。縦は手についた水をピッて払うように(転換掌をやった人は最後の決めのように)行う。揺腰法。腕の力は使わない、腰(日本人の感覚の腰と中国人のソレは違う)の回転を使う。通背拳の揺腰法は一般の「スワイショウ(正しくはshuaishouだからシュアイショウだと思う)」より激しい感じ。身体を少し、前傾させ、腕も斜めに振るので、上の手は肩越しに背中、下の手は脇腹から背中を打つ。同僚1には少し難しいようだったので身体を前傾させず、手も肩越しではなく両手とも腰の回りで行うように指示。うちの通背基本功はこの揺臂法、揺腕法、揺腰法を「三揺」と呼び、特に重視している。今日は基本功はこの三つだけ。
五行掌、[才率]。放鬆(リラックス)して口元から相手の眉間に手の甲を放り投げる。通背は腰から発生した力を背を通して腕に伝える。[才率]はさらに「腕力」を使う。(中国語で「腕は手首のこと。腕力は「わんりょく」ではなく「手首のスナップ」)最初は「強く」「早く」は意識しない。正しい形(フォーム)で腕を遠くに伸ばすことを意識。通臂猿猴の話しとかもする。しばらく素振りをして、ミットを打たせてみる。大抵の人がそうであるようにやはり[才率]の形をした突きになる。その後ミットを持ってもらってオレの[才率]を受けてもらう。普通の突きと[才率]の打撃の質の違いをわかってもらう。次にミットを地面と水平に持ち、上から[才率]を打ち下ろしてもらう。この時の感覚は布団叩き。[才率]でよくわからない時は拍でやってもらう。上から下への[才率](拍)は余分な力が入らず、本来の通背の力の出し方がわかりやすい。これで正しい通背の力の感じがわかったら、それを地面と水平方向に打っても同じ感じになるようにする。同僚1もこのやり方で正しく打てる感じがつかめたようで、普通にミットを打っても通背の力が出るようになった。ただ、まだ打つほうの手だけの力なので、この後、反対の手、身体、下半身、等々身体全てが使えるようにし、威力をあげる。
最後に養気功の第1式「擡頭望月」をやって終了。「家で練習する時はどういう練習をすればいいですか?」と質問があり、「圧腿、三揺は必ず。圧腿は朝昼晩と3回できればベストだが、1回でもまぁいい。時間があれば五行掌「[才率]」。」と回答。
以上、終了。
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練習日記群馬支部2010.01.17

練習日記群馬支部2010.01.17 09:00〜11:00浜川運動公園
参加者 タオ、同僚1、同僚2、タクヤ、小林、斉田、関口、石田、同僚2姉夫婦(見学)
昔は武術をしていることをそんなにはまわりに言わなかったけれど、今はまぁ必要があれば(どんな必要だ?>オレ)普通に話すので職場でもオレが武術をやっているということは知られている。
職場の同僚(同僚2)から「甥っ子(幼稚園生)が武術っぽいものに興味があり、親もやらせてもいいかな?と思っている(たぶん)ようなので見学に行ってもいいですか?」と言われたので「いいとも!」と即答。同僚2本人も見に来たいというので「この時期の公園、見てるだけじゃ寒くてどうしようもないし、やってみないとわからないから体験してみ?オレは指導もうまいぜ!」と言って体験を勧めた。(この時「えーっ、外でやってるんですか?」と驚かれた)もう一人の体を動かすのが好きな同僚1も前から体験してみたいと言っていたので、一緒にどう?と誘った。ちなみに同僚は二人とも女性。
で、久しぶりの大人数の練習となった。家を出る時にはかなり冷え込んでいて、初っぱなからこの寒さの中での練習はキツイかな?と思ったけど、動き出せば直ぐ暖かくなるし、オレらの練習はそういうもんだから、と思ってもらったほうがいいなと思い直す。タオは今日はあまり練習に乗り気ではなかったけど、タクヤが来るから半ば強制的に参加させた。
普通の準備運動から始めて、まずは圧腿(主に脚の柔軟)。一般人が最初にぶち当たる壁はこの練習。息が切れるわけでもないし、筋肉に負荷がかかるわけでもないけど、猛烈にツライ。中には最初から柔らかい人もいるけど、大抵は硬いからツライ。タクヤは意外と柔らかかったけど、同僚1、2は普通に硬め。普段はゆっくり100数えるけど、ちびっ子を考慮してかなり早口で100を数えた。練習に乗り気ではなかったタオが「こうやるんだよ」とかタクヤに教えていて、しめしめと思うオレ。
前にも書いたかもしれないけど圧腿は、最初はもう耐え難い痛さがあるけど、練習をしてある一線を越えると痛いことは痛いけど、そんなには痛くなくて、もしかしたら痛気持ち良い?って感じになる。あと、こいつをやる時は最初の一ヶ月くらい集中的(朝昼晩)にやって一気にある程度まで(爪先にデコが付く位)仕上げるつもりでやると良い。そうして得た柔らかさはその後ちょっと練習をさぼっても残るような気がするので。
圧腿後は[足易]腿。タクヤは細かい所まではできないけど、勢いがあって良い。同僚1、2は動きが素直。この「動きが素直」ってのは女性だからなのだろうか?とちょっと思った。無駄に力を入れてないという感じ。(もしかした女性だから入れる力がない?)跳躍系は初心者には難しいので見学させて(でもタクヤはやった)経験者のみ。歳とると跳躍系はキツイけど、大連で60代、70代の憧れのじじい民間武術家が跳躍も軽々とやってるのを見ているので歳のせいにはできない。
次、突き。高めの馬歩で平拳の突き。普段はあまりやらないけど、初心者にはやってもらう。通背拳は特殊な門派だから、平拳の突きがメインの武器ではなく、あまり練習しない。けれど、普通の突きはやっておいたほうが良いと思うのでやる。握り方、突く腕、引く腕、肩の出し方、拳の当て方など。順番に号令をかけながら何百回か。その後ミット打ち。素振りの時はあまり気にしなくても平気だけど、物を打つときには手首に注意。角度が悪いと手首を痛める。様子をみながら軽く突き始めて、だんだん強く打つように。
ここらへんまでで1時間くらいかな。小休止。タクヤ母が「こんな(1時間)にあきずに続くとはびっくり!」と言ってました。
次、通背基本功を短めにちょっとやって。五行掌、[才率]。その対練、引手、補手、[才率]。受けは架手。
体験なので、こんな感じの練習があるよってくらい。
その後、五歩拳。タクヤの集中力もここらで途切れがち。うちのセガレもそうだったから、この辺が子どもの集中力の限界かも。
同僚2が組手が見たいというので、総当たり組手。軽めで時間は適当といういつもの群馬支部方式。「軽め」というのは思いっきり当てないけど、打たれた相手が「あ、やられた!」と思うくらいの強さで、早さは関係ない(早くても良い)。身体に対しては少々強めの打撃でもOK。時間は「適当」というのはどちらかが「もういい」となるまで。上級者が決めることが多いかな?時間の決まった組手とそうでない組手は戦法も変わると思う。大体3分位はやってるかなぁ。これをやっちゃいけないというのは特にないから、大事なところは自分でキチンと守る。でも、ケガはさせないようには注意する(自分もしないように)。
全くの初心者の体験ってことで今回は広く浅くの練習。(他門派の経験者の体験時には逆のパターンあり)
タクヤは「やりたかったけど、もうやったから満足」ってことみたい(^_^;
まぁ、もうちょっと大きくなってからまた来てくれたら。
同僚1、2はやりたいとのこと。
今年は強い女通背使いを育ててみたいと思っていたので、続けてくれるとうれしい。
ちなみに群馬支部発足以来年漢(オトコ)比率は限りなく100%に近い。
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2009年10月24日

練習日記群馬支部2009.10.24

最近セガレ(小三)を練習に連れてきている。今までは土曜の午前は細君の教室(シュタイナー)に強制参加(?)だったため連れ出せなかったが、このところ展示会等(http://niji-kohboh.blog.so-net.ne.jp/2009-10-12)で忙しく、休日はオレと過ごさねばならなくなったため練習も半強制参加な感じ。もうちょっと小さい頃にもたまに練習に参加させていたこともあったが、あまり練習にならなかった(集中できなくて)。しかし、最近はそんなにうまくはできないけれど、練習に対する意識が変わってきた。「練習する」って意識。今日は練習後、出かけた動物園(桐生が丘)や家の中で一人で蹴りや套路の復習をしていた!こんなの初めて!心の中で「やった!」と思った。
練習日記群馬支部2009.10.24 08:00〜09:30浜川運動公園
参加者 汰生、斉田
天気はイマイチ。雨が降りそうでちょっと肌寒い。準備体操後、圧腿。斉田くんもそうだけど、セガレも体がビックリするほど硬い。よく子どもは体が柔らかいと言うけど、それは多分赤ちゃんの時位のことで、保育園くらいになるとほとんどの子はみんな硬くなる。圧腿しても爪先に手が届くか届かないかくらい。でも、趙風亭道場の伝統を受け継ぐ群馬支部は圧腿と架式は厳しくやる(?)と決めているので半べそにさせながらもやる。サイクリングコース沿いにあるフェンスが圧腿の場所。道の半分位使ってしまうのでジョギングしてる人や散歩してる人には悪いなと思いながらも、そこしか脚をかけるところがないのでそこでやる。でも、そんな邪魔な我々にも意外と「おはようございます!」と挨拶をしてくれる人が多い。
先ず、側圧腿から。フェンスに対して真横に立ち、踵を腰より高いバーに乗せる。爪先はなるべく自分に向ける。まずは両手でかけた脚の膝を10回下に押す。その後バーにかけた脚と同じ側の手で爪先を覆うように足の裏まで持って自分の方へひきよせる。反対の手は頭上に伸ばす。そして脚の付け根から体を二つに折るように倒す。この時体側を曲げるとダメ。これをゆっくり10回。その後一番曲がるところで制止。100秒。大人の時は声に出して数えないけど、セガレとやる時は声に出して数える。そうしないといつまで続くかわからなくてがんばれないから。脚がフェンスから落ちたらまた最初から100数える。たぶん最初はこの練習が一番ツライ。大人でもそうだと思う。体が柔らかくなってきたら頭上に伸ばした手で足を持つけど、セガレにはまだまだまだ無理。左右やったら、次は正圧腿。腰をフェンスに平行にして前に倒す。側圧腿よりこっちのほうがキツイ。脚をかけた方と反対の手で爪先をつかむ。セガレは全然手が届かない。しかたがないのでスネあたりを触らせる。やってると姿勢が崩れる(膝が曲がる、足の角度が変わる、体が曲がる)のでそれを直す。直すと正しい姿勢になるのでキツイ。その後、仆歩圧腿。これも硬いね〜。膝が曲がる。踵が浮く。それを正す。終わる頃にはやはり半べそ。でも、オレはしらないふり。圧腿が終わったら膝の屈伸とかをしておく。その後[足易]腿。圧腿が出来ないとこれも上手くできないし、ツライ練習。正[足易]腿、斜[足易]腿、横[足易]腿、擺蓮、里合腿、分脚、[足登]脚、端脚、截腿。小護掩に旋風脚が出てくるのでタオに練習させようと思ったけど、これはまだ無理だった。今日は分脚、[足登]脚、端脚を集中的に。足首の使い方(伸ばす、縮める)をできるまでやった。その後、馬歩で突き。素振りとミット打ち。その後、小護掩。先ずは架式をしっかり。用法も示して、全ての動作には意味があることを伝える。
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2008年08月31日

群馬支部2008.08.31

練習日記群馬支部2008.08.31 09:00〜11:20浜川運動公園
参加者 片山、長井、福島、関口
雨が続いていたので、高架下かなと思ってたけど、晴れてきたので浜川で。
晴れてきたとは言え、下の芝生はぬかっているので練習はしづらい。足場の悪い所で練習するのも少しは意味があるかもしれない。でも、浜川公園でやろうと思った一番の理由はここには今の時期良い「気」が満ちているからだ。しかし「気」というものはなかなかに難しい。定義自体が人によって違うし、第三者にそれを示したりすることが容易ではない。しかし、武術を長年やってきた自分の中ではあきらかにいろいろな場面で「気」は存在すると感じる。この時期の浜川公園には良い「気」が確かに存在する。それが何にどう影響があるのか(もしくはないのか)はよくはわからないけれど、気持ちよく練習できることは確かだ。それだけでもここで練習する意味はある。
いつも通り基本功から。オレの先生(常松)の指導方法は基本的に「やらせて、見る」。最初に手本は見せるけど、一緒にやり続けることはまずない。でも、オレは基本的には一緒に同じだけやる。まだ自分が修行の中にあるってことも理由だけど、みんなにオレの動きを見て真似てもらいたいから。最高のお手本ではないだろうけど、とりあえずの参考くらいにはなるだろう。(それと「見せた」ということは「教えた」ということ。たまに見せてくれる常松先生の動きをよ〜く見て脳裏に焼き付け、それに近づくようにオレ達は練習してきた。言葉とか理屈も大切かもしれないけど、見て、感じて、真似するってのはもっと大切だと思う。)
長井くんはたぶん自主練は結構やってると思うけど、まだまだ通背の力の抜きどころ、入れどころがわかっていない感じ。あと脚の折り方(付け根、股)。圧腿、[足易]腿、架式をやらないと身に付かないかな?挿掌、挑掌はtuo歩、磨手は蛇形歩の行状でやったけど、これも慣れない動きでやり難そう。まぁ、だんだんに。
伸肩法。関口くんの前に伸ばす手の高さが低いところが気になったけど、高さというよりはどこまでも伸びる感がちょっと少ないところかな。福島くんはこのあたり、かなり良い。引き手(腕)と伸ばす手(腕)が連動して(肩の中で繋がって)引き手の短くなった分、前の手がどこまでも伸びるような感じがする。
五行掌。[才率]。関口くん良い感じの抜け具合。面子的にもう一人新人がいると受けた時の威力の質の差が長井くんにもよくわかっただろうけど、今回できる面子ばかりだったので、質よりは威力の大小くらいしかわからなかったかな?まぁ威力もそれほどは差のない面子だったけど。拍はみなまぁまぁ。鑽は威力や質がみなマチマチ。腰力、後ろ脚、ピンポイント、突き刺す!あたりがキーワードかな?オレは右小指を突き指(子供らとのマジドッヂボール)してて握りこめなかったので変形尖拳で。最後に探背。左右五発ずつだけど、みんな威力があるから、4人分受けるのはキツイ。心臓狙ってるせいかもしれないかな?
小休止して、今日の面子なら、結構激しめの対練、散手、イケるかなと思ってたけど、休み時間中の話の流れで棍に(^^;。劉老師伝通背棍グルグル基本功(含む左右持ち替え)から。棍を力任せに操ろうとしたらダメ。特にブツが太くて重いとそのやり方じゃ無理。きっかけはこちらで作るけど、後は棍の動きに合わせる感じ。打つ時は棍自体の重さと合理的な動きから導き出される力を使って打つ!棍自体の重さも物理的に言ったら、密度とか変わるハズがないから変わりようもないんだけど、操作によって棍の中身が先端や末端に「ドーンっ」と移動して、時には重く、時には軽くなるように操る。その後棍の対練を2種。武器(兵器)はうちでは指を狙っていくものが多い。その理由は二つ。相手の指は自分から一番打ちやすい近いところにある。指を破壊(痛める)すれば相手は武器が持てなくなり、著しく戦闘能力が落ちる。自分から一番近くて打ちやすい所(さらに鍛えにくい)で、しかも痛めれば戦闘能力が落ちる。通背、秘宗はここを狙っていきます。他門派もそうなのかな?
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2008年08月16日

群馬支部2008.08.16

練習日記群馬支部2008.08.16 09:00〜12:20浜川運動公園
参加者 石田、長井、福島、斉田、加藤親子、片山、関口
今回参加者多し!暑いけどそんなに暑くなくて、まぁまぁの練習日和。
面子的に打ち合える面子だし、体力のあるうちに組手をやることに決めた!
ジェットさんとこの出稽古でいろいろ課題をもらってきた福島くんと蹴りの得意な極真長井くんから。長井くんには蹴り多めに出してと注文し、スタート!初対戦&素手素面なので様子見ながら、だんだん上げていってと支持。長井くん蹴りうまし、福島くんは蹴りの良い間合いで留まりがちなところ、蹴りを受けた時に受けだけで止まってしまうところが気になった。蹴りの得意な相手には間合いを微調整して、間合いを詰めるか開くかする(オレとしては詰めるほうがお勧め)、受けるのであれば、蹴りを受けながら攻撃する。オレと長井くん。ビデオ撮らなかったので、見直せないのでどうだったかなぁ?福島くんに蹴り対策を見せようとは思っていたけど。次、石田くんと長井くん。石田くん、太気ベースだが、いろいろ(八卦、通背とかとか)試してる感じ。次、面つけてオレと福島くん。面ありなのでいつもよりちょい強めの打撃。面つけた時の利点:普段より強く打ちやすい(精神的に。素手で顔面打つのは遠慮してしまう人にも面があると打ちやすい気がする)。表面的な怪我はしにくい(首にダメージが来るけど)。欠点:死角ができる。少々打たれても平気だと思うと受けが甘くなる。全体的に大雑把な技になる傾向がある(気がする)。いろいろな練習の一環としてやるには良いでしょう。次、片山と加藤さん。加藤さん、通背の手技に空手時代(?)の蹴りを組み合わせてて良い感じ。片山は手は良いけど、蹴りイマイチ。うまく蹴りで意識を散らせると手も入りやすくなる。次、加藤さんセガレと斉田くん。セガレ、若いから勢いがある。習いたての三合炮で攻める攻める。前に出る気持は良い。左をもっと練習すると良いでしょう(ヒトの事を言えないオレ)。公園の芝(草か?)が結構伸びてきていて、組手の最中に足を滑らせる人がいたけど、そのあたりにも気をつけながら練習してください。いざという時に役に立つでしょう。
基本的な蹴りの受け(前蹴り、ロー、ミドル、ハイ)をする。受け単体で使わず、受けながら攻撃、若しくは次の攻撃を考えながら受ける。久々にビデオも撮ったので関係者には後で配布(配信)します。
その後は、いろいろ練習。長井くんが家の庭に生えてる棍として使うにはあまりにぶっとい木を切って持ってきたので、基本功をいくつか。
太くても良いけど、手が滑らせないと棍の技術が使えない(木の皮がついていたり、枝を払った根本が残っていたりで)。斉田くんが棍の回し方がよくわからないと言うので指導。「ここで反対回しになるんですか?」とかちょっと頭で考えすぎ。自然にやれば良いだけ。変に考えすぎて無理矢理やってもダメ。あんまり考えないで棍が回るのに体を合わせればできるでしょう。
時間になって、一応終了。その後も石田くんが福島くんにいろいろと技を伝授。いろいろ吸収して、自分の技術にしていってください。
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2007年08月09日

2007.08.05 練習日記(高崎)

2007.08.05 練習日記(高崎)
参加者:まりねろくん、斉田くん
久々練習日記。
ちょっと前のまりねろくんは形に関しては大体良かったけど、威力と勢いがイマイチなとこが課題だった。
が、ここ最近、[才率]、拍に関しては、まぁまぁ威力も出てきて、その質もいー感じ(通背的な重さあり)。
ただ、鑽は[才率]、拍に比べるとイマイチ威力がまだ出ない。
[才率]、拍は腕の使い方がわかるとそこそこ威力が出るが、鑽は脚腰背肩まで協調できないと難しい。
あとは、まりねろくんに限らず、たいていの人に言えるけど、移動しながらの攻撃がイマイチ。
站状三合炮はできるけど、行状になるとバタバタしたり、站状で出来ていたような動きが出来なくなる傾向あり。
てなことを基本功しながら考えつつ、本日は行状練習をやろうかなと思いつく。
伸肩法終了後、藏花劈山炮(円を描くように歩きながら、[才率]、藏花、[才率]、穿、劈を打つ練習)。
その後、同じ歩法で[才率]のみ、拍のみ、穿のみなどをやる。
対練は歩き度の高い、引手、穿掌、外点手、転換掌、探背掌(歩法は蛇形歩+tuo歩)。
まりねろくん探背の威力イマイチ。[才率]で腕力(手首のスナップ)に腕の伸ばしを合わせるように、探背も最後の手首を打ち出すタイミングに腕を合わせる。あとは肘の固定。
移動に合わせての打撃をしようと思っていたけど、ここらへんから転換掌〜探背がイマイチなのが気になり、站状の転換掌+探背のみの練習に切りかえ。しばらく行う。
探背はミット打ちで思いっきり打つ練習も行うけど、生身を打つ・打たれる練習も必要。
ミットだと大ざっぱになりやすいから、微妙な力の入れ加減は、やはり生で(少々痛いけど)。
やってる時、まりねろくんから転換掌を受けられた時に肘が痛むけど、何が悪いのかと質問。
オレは転換掌で肘が痛くなった事がなかったので、いろいろ考えてみたけど、はっきりとはわからなかった。
考えられるのは、力を発するタイミングと受けられるタイミングの問題、あるいは打つ時の肘の角度かなぁ。
そんなこんなで練習は探背から転換掌にシフト。沾衣発力の話しなどしつつ、使い方へ。
五護八断の簡易版で敵の攻撃を上中の二つ(今回下段は考えない)に分類し、それへの転換掌での対応を練習する。
上段に対しては、斜め前方に踏み出しつつ、補手(横に流すタイプ)し、攻撃の下から交差するように転換掌。
中段に対しては、やはり補手(但し呑み込んで払うように。縮も使う)しつつ、攻撃の上から転換掌。
これを二人組で攻守を決めて(けど自由な動きの中で)行う。
この二つは使いやすくて好きな技(オレが)。
以前、見学・体験(剣道・防具空手の経験者)に来た人で最後に「組手お願いしますっ!」というやる気満々の人がいた。
防具(面、胴)持参で来ていて、それをつけての組手。(あまり防具は使ったことがなかったので、使うのはちょっとイヤだったけど)
相対するとやる気満々度が満ち満ちていて、何か狙ってるなとビンビン感じる。
その直後、猛烈な勢いで飛び込んで上段を打ってきた。
自然とこの技(斜め前へ交差しながらの転換掌)が出て、キレイに決まって相手はデーンと倒れた。
そんな感じで使えます。練習しましょう。
posted by わたる at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 練習日記